代表挨拶
絆創膏やコンパス、丈夫な紐や空の瓶。
大きな鞄にいろんなものを詰めて持ち歩き、
いつ異世界へ跳んでもいいようにと謎の備えをしていた、空想好きな子供だったわたし。
友達や妹と遊びながらも、映画、小説、アニメ、ゲームなどで物語に触れるたび、
「この世界へ行けたらな」「登場人物になってみたい」
そんな憧れを抱き、そしてそれを捨てられないまま大人になりました。
生きていく「時間」には誰にも限りがあり、
その海をすすむ航海の過ごし方は自由。
それをどれだけ楽しい記憶で満たせるかで
いつか港に着き、目を閉じる時の自分が決まるとしたら。
いくつもの世界で、いくつもの物語に触れること。
迷い、悩んだ選択の中で誰かと縁が繋がること。
かすかな蝶のはばたきにすら、どこかで何かを変える可能性があるように。
どうにかしてあちら側へ行きたかった子供が、
いつしか異世界をこちらへ呼び出すことに決めたように。
ちいさな冒険はきっと毎日を豊かに、そして続いてゆく未来に
驚きをもたらしてくれると思っています。
これまでもわたしのなかに降りてきてくれた、ささやかな神託や奇跡にも似たアイディアの種。
それを、まだこの世に存在していない、
記憶に残る体験や没入できる新たなエンターテインメントへと育てるため、
素晴らしい仲間-クリエイティヴやコンテンツへの忠誠心ある騎士たち-と共に守ってゆきたい。
そんな想いが〝オラクルナイツ〟という名前には込められています。
そして
同じ時間を生きる友達みたいなあなたと、もしもどこかでつながって、
一緒に楽しい時間を過ごせたら。
昔から変わらない、憧れに届こうとするエネルギーと、そんな記憶で時間を満たしてゆけたら。
こんなに幸せな旅は無いと、笑って言えると思うのです。