いわゆる「人狼」ゲームは、与えられた役割を演じながら言葉巧みに心理戦を繰り広げるパーティーゲームです。もともとはヨーロッパで発祥したゲームですが、人づてに広まってきたためか、基本的なルールをもとにさまざまなバリエーションが考案されています。
もし、本公演を通じて「人狼」ゲームに興味がわきましたら、お友だちと楽しんだり、“プレイイベント”に参加したりと、ぜひプレイしてみてください。観るのとは違った別の楽しさを、必ず体験できるはずです!
※『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』では観る人も楽しめるルールとして、このページで紹介するルールを採用しています。(よりよい舞台とするため、変更される場合があります)
※いわゆる「人狼」ゲームのルールをご存じなくても、『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』は十分にお楽しみいただけます。
『人狼 ザ・ライブプレイグシアター』には、“神父・クリス”、“シスター・エスター”など12人のキャラクターが登場します。彼らのうち、誰が「人狼」なのか、あらかじめ決まっていません。
ステージの上演前、「村人」「人狼」などと書かれたカードをスタッフが各役者に引いてもらい、そのステージでの《役割》が決定します。
シャッフルされたカードを引くため、誰がどの《役割》を引いたかは一部のスタッフと本人しか知りません。12枚のカードの内訳は、「村人」が5枚、「人狼」が3枚、「予言者」「霊媒師」「狩人」「狂人」がそれぞれ1枚ずつです。
各キャラクターは、上演まで自分の《役割》を誰にも教えてはいけません。そのため各キャラクターは自分以外の役割を知りません。ただし、上演前から他者の《役割》を知っている《役割》もあります。
※このような秘密の情報は、スタッフのルール進行係(ゲームマスター)が伝達します。
キャラクターたちは《役割》によって、2つのグループに分かれます。
勝敗は、どちらかのグループが勝利条件を満たした時に決定します。グループ単位で勝敗を競うため、途中で死んでしまったキャラクターも自分のグループが勝利すれば、勝利者に含まれます。
物語は、昼の部と夜の部を交互に繰り返して進展します。
生き残っているキャラクターは広間に集い、自分の意見を述べ相手の意見を聴き、誰が「人狼」なのかを探ります。人狼グループのキャラクターも、この会議に参加してウソの情報を流せます。自分の《役割》を公表してもいいですし、《役割》を偽り推理を混乱させても構いません。
一定時間が過ぎたら投票をおこない、得票の多い者が処刑され舞台から去ります。投票は各人が順番に、処刑したい者1人を指名します。
※死んだキャラクターは、その後も登場するかもしれません。
生き残っている全員が目をつむったあと、ルール進行係の指示に従い「霊媒師」「予言者」「狩人」「人狼」が順番に目を開け、それぞれ行動します。
※夜の部の出来事は客席からは見えません。そのかわり舞台と客席の間でなにかが起きるかも。
※「狂人」は「人狼」とはみなしません。
生き残ってる者が目を開けると、昨夜襲撃された者がいなくなっています。
「予言者」と「霊媒師」は、昨夜知り得た情報を明かしてもいいですし、まだ秘密にしていても構いません。誰を信じ、誰を疑うかも、それぞれの自由です。
※村人グループと人狼グループ、どちらかが勝利するまで昼の部と夜の部を繰り返します。